カビは危険・有害なのか?/白カビ、黒カビ、青カビの健康被害やカビ取りハウスクリーニング・内装工事/リフォームでカビ対策するには?

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本ページではカビの危険性を病院の天井に生えたカビを例にしてお伝えしています。これは個人住宅でも同様ですのでご覧ください。

掲載内容


医療施設は衛生面の観点から従業員に床面から手の届く壁面まで日常的な清掃業務を組み込み、定期的に清掃業者へ壁面・床面の清掃を依頼しています。しかしなぜ天井の定期的な清掃は行わないのでしょうか。※これは店舗や施設を持つすべての業種で当てはまることです。

それは天井が一見綺麗に見えることと、高所で範囲が広く、従業員の転落や落下、薬剤の付着等の危険性があるからです。

しかし放置をすると人の汗・排泄物、食品の蒸発した水分、寝具のチリ・ホコリ、機器のカーボンダスト、屋外の土埃・排気ガス等など様々な物質が天井に薄っすらと張り付くことになります。※これを「汚れ」と言います。

強風時や換気時に外から侵入したカビや細菌が天井に付着。業務用エアコンの冷房で表面結露による水分が発生して爆発的に繁殖するのです。

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近年は「暑さ」の影響でエアコンの使用頻度が増加しています。建築当時とは違う使用頻度によって発生した温度差による結露は有害微生物(カビ・細菌)の活性化に繋がるのです。

カビが生える条件

カビは温度・湿度・栄養の3つの条件が揃うと爆発的に繁殖します。一般的に温度は20~30度の範囲で、湿度は60%以上から成長するようになります。

先ほどの天井を例をすると様々な汚れが付着している天井にカビ胞子が付着します。カビは長寿命なので1年以上生きている場合もあり、いつでも水分が来るのを待っています。

そしてエアコンの結露、加湿器の蒸気、雨漏り・漏水など汚れがある部分に水分が加わるといよいよ繁殖の準備が整います。そして温度が25℃前後になると爆発的に増殖してあっという間にカビだらけになるのです。

カビや細菌が危険で有害な理由は「ある規模に繁殖するまで見えないこと」です。目に見えるようになった時点、または指で触ったときにヌメリを感じた時点で人間が病気になるほどの危険性があります。

エアコン周辺にカビが発生していれば、ドレンパン(エアコンの結露水を外に排出する部分)にはカビよりも先に細菌が生物膜(ヌルヌルする膜)が発生してレジオネラ属菌が繁殖する危険性が高まります。

そして天井から細菌・カビ・ダニなどの生物が落下するので食品に死骸・ホコリが混入して食中毒になる恐れがあります。大事になれば行政指導となるでしょう。カビが発生するということは、それ以前にホコリ・チリがあるという証拠なのです。

行政指導で追及と改善案

上記で述べた通りカビが発生するということは、カビの栄養となるチリ・ホコリ等が付着していたということです。つまり一見綺麗に見える天井でも定期的な清掃をしていればカビは発生しないのです。行政指導ではこの怠っていた清掃について改善案の提出が必要になります。

日本に生息しているカビの種類は数百種類と言われていますが、その一つ一つを理解する必要はありません。

ゴシゴシ擦っても取れないカビを「頑固カビ」。水拭きをして消えた場合は「粉カビ」と覚えておきましょう。

カビの種類に応じて使う洗剤を変える

なぜ頑固カビはゴシゴシ擦っても消えないかというと素材内部に入り込んで色素を生成しているので落ちません。そのためその色素を分解できる塩素系カビ取り剤が必要です。逆に水拭きで消えたように見えるカビは、まだ素材の表面に目視できない透明な菌糸が残っているのでアルコールや非塩素タイプのカビ取り剤で除去しましょう。

まずすべてのカビに共通していることは、カビが生えている場所には高確率で「細菌」が繁殖しているということです。そのためカビを食べてしまった場合はカビと細菌を同時に摂取したことになります。カビ毒または細菌の毒、どちらか多い方に体が反応して病気になります。

このようなことからカビには人間に対して「発酵」という有益な食べ物を作り出すのに対して、「腐敗」という人間に対して毒を作り出す菌種もいるのです。

以下からカビの名前や毒性ではなく色から危険・有害性を判断していきましょう。

白カビが危険な理由は、建物に使われている素材の色で「白」が多いからになります。壁紙、ペンキ、布団、カーテンなどの多くは白が使われていますが、この素材に大量の白カビが発生していても目視できないので「かび臭い」と感じても生えている場所が分からないのです。

その結果、慢性的に胞子を吸い続けてしまうので体調が悪くなります。

上記の白カビと違って黒カビは目視できるので付着や摂取の危険性が減ります。しかし目視できるからと言って安心はできません。この黒カビは部屋と風呂で種類が異なりますが、どちらも暗く・目立たず・隠れた場所を好むので見つけられない危険性があるのです。

例えばエアコンの内部、加湿器の内部、蛇口やシャワーの内部、トイレの給水タンク、洗濯機の洗濯槽など滅多に確認しない場所及び確認ができない場所に潜んでいます。そこで胞子やカビ毒を作っています。エアコンの場合は大量の胞子を吸ってしまう原因になるので注意しましょう。

このカビも黒カビと同様に目立たない隠れた場所を好みます。さらに白カビ・黒カビよりもカビ毒を生成すると言われています。青カビが生えることで有名な果物は「ミカン」で、段ボールの中にしまっていたミカンが青カビに汚染されていた経験がある方もいるでしょう。

そのほかに押し入れ、クローゼット、ベッドフレーム、食器棚、畳など天然素材を使った部分に生える特徴があります。そして一度でも発生すると爆発的に繁殖するのでビックリして掃除機で吸い込むと大量の胞子を部屋中にバラまいてしまうので危険です。落ち着てプロに相談したのち対処してください。

お風呂の床面に生える赤色の汚れはカビではなく「酵母菌のロドトルラ」または「細菌のメチロバクテリウム」の可能性があります。どちらも人体に有害ですが、目視できる状態のときは洗剤で除去できるので問題ありません。問題は目視できない状態のときです。

その前兆として先に細菌が繁殖するのでヌメリを感じます。そのまま放置すればいずれ赤くなって粘膜から侵入すると感染する恐れがあります。

プロに依頼するタイミング

このようにカビは人間が目視できない状態でも成長しているので、私たちは定期的なお掃除でその脅威を回避するしかありません。

しかしカビは一度でも生えると爆発的に増殖するので以下のような場合はプロに頼んだ方がいいでしょう。


  • カビの範囲が広すぎて自分では対処できないとき
  • 天井が高すぎて自分で掃除すると危険なとき
  • 換気ができない空間で危険なとき
  • カビのアレルギーがあるとき
  • お子様やペットがいて掃除するには危険なとき

上記のような場合はプロに頼んだ方が賢明です。プロは市販されていない防カビ剤と建物全体の防カビ対策ができるので驚異的に生えなくなります。

当研究所の場合は社名のとおり「抗菌・防カビを研究している社団法人」なのでカビが生えないように対策できます。

全く取れなかったカビを落としたいとき。しつこいカビを抑えたいときは防カビ技研にお任せください。防カビ効果については会社概要をご覧ください。

自分でカビ取りしたいとき

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しかしプロに頼まず自分でカビ取り掃除できる範囲の可能性があります。カビ専門の会社である純閃堂が10種類以上のカビが生えた場所を例にカビ取り方法を掲載しているので自分でお掃除したい人はご覧ください。

プロに依頼するよりも費用が安く抑えられるかもしれません。