カビ取り業者や会社の料金や費用を簡単に知りたいです/価格の違いで仕上げの防カビ剤は必要ですか?/よくある質問

お風呂のゴムパッキンに小さな黒カビが生えたときはカビ取り剤で簡単に解決できます。しかし部屋に大量の黒カビが発生してしまうと、とても不安でいっぱいになると思います。このようなときに、よく相談のある内容を以下に記載しました。

自分でカビ取りをするか専門業者に依頼をするか悩んでいます。およその費用はどのぐらいでしょうか。また仕上げの防カビ剤は必要ですか?

部屋の壁や天井にカビが生えたときは工務店、内装業者、リフォーム業者、クロス業者など数多くの会社がありますが、業者に依頼するタイミングは「自分でカビ取りするには危険なとき」となります。範囲が広い。天井が高い。密閉空間など、危険を伴う内容は専門業者に依頼してください。

次にカビが生えるには必ず原因があります。換気不足でカビが生える場合もあれば、建物の経年劣化で壁の内部にカビが発生することもあります。このときに生物(今回はカビ)に対する知識がないと、せっかく張り替えや交換をしたのに再発してしまいます。よってカビの場合はカビを専門にしている業者がおすすめです。

そしてカビ取りクリーニングの費用ですが、1平米(㎡)あたり2,000円が平均値となります。ただし1平米だけで依頼をされると職人さんの生活が成り立たないので、どの業者も最低料金を設定しています。例えば「10平方メートルあたり20,000円(以降、1㎡あたり2,000円)」と書かれていれば、8平米でも20,000円がかかるということです。

ここで注意点があります。上記の値段はあくまでもカビ取りクリーニングのみということを覚えてください。(カビ取り洗浄とも言いますが、簡単に言うと専門的な洗剤と掃除道具で落とす作業です)

カビ取り掃除の目的は「カビを落とすこと」ですが、大切なことは「はやさないこと」です。先述しましたが、カビが生えるには必ず原因があります。この原因が分からずに洗剤で落としても、半年後または1年後には再発してしまいます。

例えば、本当の原因が窓周辺に発生する結露で、壁内部の結露対策が必要なのに、壁紙の表面から洗剤を使って落としても意味がないということです。

するとまた20,000円以上の費用をかけてカビを落とさないといけません。原因が分からなければこの繰り返しとなります。そのためインターネット上に掲載されている作業工程で、必ず確認が必要なことは防カビ対策の有無です。仕上げから再発防止まで対応できる業者なのか必ず確認をしてください。

よって、最後の質問である「仕上げの防カビ剤は必要ですか?」については、必ず必要です。という回答になります。情報番組で聞いたことがあると思いますが、目に見えるカビはほんの一部であり、目視できないカビは大量に繁殖しています。

この目視できないカビ(例えば素材の内部に入り込んでいるカビ)まで防カビコーティングできれば今後生えなくなる可能性もあるのです。総合的な費用が安くなるので、カビが理由で清掃やリフォームをするときは、必ず仕上げの防カビ対策までできる業者にしてください。

ちなみに仕上げの防カビコーティングは質で値段が変わるので1平米1000~2000円です。このカビ取りクリーニングと防カビコーティングの費用には壁紙の張り替え、下地ボードの交換などの費用は含まれていません。

防カビ技研

しかし残念なことに、ほとんどの業者がインターネットで購入できるほどの弱い防カビ剤しか使用していません。カビ取り掃除で危険なときは塩素系カビ取り剤を使っているときのみなので、比較的安全な防カビ剤ならお客様でも施工ができます。

よって仕上げの防カビ剤まで本気で施工してほしいとお考えの場合は、会社のホームページを見て、使用している防カビ剤の有効性・独自性を確認してください。専門業者ほど市販では購入できない安全で強力なものを使用していることが分かります。